現代文・評論文の読解

「なぜか」を答える問題の解き方(理由説明と消去法)

標準約 25 分・練習問題 6 問

今日学ぶこと

  • 本文の中から理由を示す部分を見つけられる
  • 選択肢の「本文にない」「言い過ぎ」「因果の逆転」を見抜ける

解説

理由の目印を探す

「~から」「~ので」「~ため」「というのも」「なぜなら」。
理由は、問われている部分(傍線部)の近くにあることが多いです。ただし、目印の言葉がないまま理由が書かれていたり、離れた段落に書かれていたりすることもあります。見つからないときは、傍線部と同じ内容を言い換えた部分を探しましょう。

原因 → 結果の順番を確かめる

「A だから B」の関係を矢印で書いてみましょう(A → B)。選択肢がこの向きを逆にしていたら誤りです(因果の逆転)。

選択肢を消すときの基準

①本文にない内容を含む
②言い過ぎ:本文は「多くの場合」なのに、選択肢は「必ず」「すべて」と断定している
③因果の逆転:原因と結果が入れ替わっている
④問いに答えていない:本文には合っているが、問われている「理由」になっていない
記述問題で「なぜか」と問われたら、文末は「~から。」「~ため。」のように理由の形で結びます。

解き方の例

「早めに寝るようにしたら、朝の勉強がはかどるようになった。睡眠が十分にとれ、頭がすっきりした状態で机に向かえるからだ。」 朝の勉強がはかどる理由は?

解き方を見る
  1. 理由の目印「からだ」を探す
  2. 直前の「睡眠が十分にとれ、頭がすっきりした状態で机に向かえる」が理由

答え 睡眠が十分にとれ、頭がすっきりした状態で机に向かえるから。

練習問題

選んで「答え合わせ」を押すと、正解と解説が表示されます。記録はどこにも送信・保存されません。

問1
図書館で勉強すると集中できる、という人は多い。周りの人が静かに勉強している姿が目に入ると、自分も気を引き締めようと思えるからだ。

図書館で集中できる理由として、本文に合うものはどれか。

答えと解説

正解:エ 周りの人が勉強する姿を見て、自分も気を引き締めようと思えるから

理由の目印「からだ」の直前が答え。他の選択肢は本文に書かれていない内容や、「すべて」「必ず」という言い過ぎを含みます。

問2

選択肢を消していくときの考え方として、最も適切なものはどれか。

答えと解説

正解:ア 本文に書かれていない内容を含む選択肢は消す

根拠は常に本文です。本文と同じ言葉を使っていても、内容をゆがめた選択肢はよくあるので、言葉の一致だけで選ぶのは危険です。

問3
朝に一日の計画を立てると、時間を無駄なく使える。何をすべきかが決まっているため、次に何をしようかと迷う時間が減るのだ。

時間を無駄なく使える理由として、本文に合うものはどれか。

答えと解説

正解:エ やることが決まっていて、迷う時間が減るから

「~ため」の前「何をすべきかが決まっている」と、そのうしろ「迷う時間が減る」が理由です。

問4
練習量を増やした選手の多くは、試合でも結果を出している。

この文の内容を言い過ぎている選択肢はどれか。

答えと解説

正解:ア 練習量を増やした選手は、必ず試合で結果を出す

本文は「多くは」なので、例外がありえます。「必ず」と断定すると、本文の内容を言い過ぎています。

問5
野菜の値段が上がったのは、天候が悪く、収穫量が減ったためである。

本文の因果関係を正しく表しているものはどれか。

答えと解説

正解:エ 天候が悪い → 収穫量が減る → 値段が上がる

「~ため」の前が原因。天候が悪い(原因)→ 収穫量が減る → 値段が上がる(結果)の順です。

問6

「なぜか」と問われた記述問題の、答えの文末として最も適切なものはどれか。

答えと解説

正解:エ ~から。

理由を問われたら、理由を表す形(「~から。」「~ため。」など)で結ぶと、問いと答えが正しく対応します。

よくある間違い

  • 本文にある言葉をそのまま含んでいるだけで、正しい選択肢だと判断してしまう
  • 「多い」を「必ず」と言い換えた選択肢を見落とす
  • 理由を問われているのに、文末を「~こと。」で答える

復習ポイント

  • 理由の目印(から・ので・ため)の近くを読む。目印がなければ、傍線部の言い換えを探す
  • 本文にない・言い過ぎ・因果の逆転・問いに答えていない、で消す

教材制作:テラコヤ(2026-10-28 作成)・公開確認 2026-10-28